利回りの算出方法として、パネルの経年劣化の無い初年度だけの利回りや 電力会社に支払う負担金(売電するためには必ずかかる費用です)を入れずに利回りを出す業者もいます。
私どもは、経年劣化を計算に入れ、20年を通した利回りを算出することで より、現実に近いご提案ができるよう努めております。
私どもの利回り計算方法について、下記にて詳しく説明致します。
売電利益を計算するには、その物件が20年の間にどれだけ発電するのかを、 できるだけ現実に近い形で予測することが必要です。
まず、下の計算式で初年度の発電量を予測します。 日射量(*1)×365日×パネル容量(*2)×損失係数(*3)
(1)日射量は、国内837地点・20年間の日射量データベースを持つ NEDO(国立研究開発法人)のデータ日射量を用い、 設置面の1日当たりの平均日射量(kWh/㎡/日)を予測します。
物件住所からポイント選択し、方位角、傾斜角をあてはめ、算出しております。
(2)パネル容量は、太陽光パネルが発電できる電力の大きさ(kW)です。
例えば、1枚につき260W発電するパネルを、216枚使用した場合、 パネル容量は、 260W×216枚=56,160W=56.16kWです。(1kW=1,000W)
(3)例えば、100発電できる能力をもつパネルでも、 発電した電力を、家庭の機器で使用できる電力に変換する時や 温度変化、パネルの汚れ等が原因で、実際に売電できる量は100よりも少なくなります。 その、損失の割合を「損失係数」といいます。
パネルの種類や設置条件によって変わりますが、70%~95%程度の幅があります。
私どもは、損失係数85%で計算しております。
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<例>※今後、この<例>を基に利回り算出方法を説明致します。
日射量:3.8kWh/㎡/日
パネル容量:56.16kW
損失係数:85% 3.8kWh/㎡/日×365日×56.16kW×85%(0.85)
1年目(初年度)の発電量=66,209.832kW
初年度の発電量を基に、20年間の発電量を予測します。
太陽光発電設備も機会なので、 基本的に発電量はだんだん落ちていくと考えます。
私どものシュミレーションでは、 年に0.5%の経年劣化にて算出しております 。
例えば、先程の<例>の場合、 1年目(初年度)の発電量=66,209.832kW なので、
2年目の発電量は、 66,209.832kW×(1-0.005)=65878.78284kW、
3年目の発電量は、 65878.78284kW×(1-0.005)=65549.3889258kW と予測できます。
<例>の場合、20年間で、約1,263,144.8kWの発電が予想されます。
この数字に、売電価格をかけたものが、20年間の想定売電利益です。
<例>の場合、 20年間の想定発電量は、約1,263,144.8kWです。
20年間の想定売電利益は、
◆売電価格(FIT価格)が40円の場合、 1,263,144.8kW × 40円 = 50,525,792円 消費税8%の場合の売電利益は、 税込54,567,855.36円。
◆売電価格(FIT価格)が36円の場合、 1,263,144.8kW × 36円 = 45,473,212.8円 消費税8%の場合の売電利益は、 税込49,111,069.824円。
◆売電価格(FIT価格)が32円の場合、 1,263,144.8kW × 32円 = 40,420,633.6円 消費税8%の場合の売電利益は、 税込43,654,284.288円。
となります。 これは、純粋な売電利益です。
実際には、設備購入費などの費用が発生しているので、 必要最低限の経費を差し引いて、より現実に近いシュミレーションをします。
私どもが利回り計算に含めているものは、 設備費(パネル、架台、パワコン、フェンス)、 電力会社の負担金、土地売買の場合の土地購入費です。
例えば、下記条件の物件の場合、 ・設備費 2,300万円(税込) ・電力会社の負担金 200万円(税込) ・土地売買費用 300万円 ・20年間の想定売電利益 54,567,855.36円 利回りは、 54,567,855.36円 ÷ 20年 ÷ 物件価格(2,300万円+200万円+300万円) ×100 = 約9.74% と計算できます。
上記のような計算方法により、 日本全国の太陽光物件の中から、
利回り10%となる優れた太陽光物件を厳選し、 プレミア「太陽光発電所」として販売しています。
安心して投資いただける物件をご紹介しておりますので、 まずはお問い合わせフォームより、ご希望の条件をお知らせくださいませ。